合同会社百花のホームページです

合同会社百花では、NPO法人アイセック・ジャパンの海外インターンシップをサポートしています。
2010年から、海外の大学生を受け入れて2~3か月のインターンシップを運営しています。百花のインターンシップでは、「日本で働くということ」を外国人大学生にリアルに体感して頂くことで、「真の人材育成と国際交流」に貢献することを目指しています。

具体的には、①インターン生に課す目標を高く設定する、②本人に任せる、③フィードバックは厳しく丁寧に行う、という3点をインターンシップ運営の基本方針にしています。この方針を貫くことで、インターン生の飛躍的成長を促進するとともに、「日本企業で働くことの厳しさを知った上で、日本を好きになってもらう」というインターンシップ受け入れ側としての責任を果たせると考えています。

以下、各年度のインターンシップ内容の概要、及び、インターン生のコメント(※)となります。

2010年

■概要

  • インターンシップ最終日に日本の大学生に対して「就職活動における問題点とアドバイス」をプレゼンテーションすることが、このインターンシップでインターン生に課された課題です。実際、インターンシップ最終日には、東京大学にて、150名の学生を相手に、インターン生がプレゼンテーションを行いました。
  • 10週間のインターンシップ期間の中で、インターン生は、①日中の大学生の就職活動の在り方についてリサーチを行い、②「就職」や「キャリア」に対する日中学生の考え方の差異を分析した上で、③日本の大学生の就職活動の問題点やアドバイスを検討し、④“大学生に対する提案”としてプレゼンテーションを作成しました。

■インターン生のコメント(劉倍)seminar

インターンシップの感想を一言で表すと、「百花のインターンが私の人生を変えました」と言えます。百花の研修で私が生まれ変わったと言ってもいいです。
理由は3点あります。

      • 自分の未来も考え直すことができました。
        研修の調査で、学生たちの就職意識をヒアリングしました。「起業したい」、「地域活性化したい」、「国の制度を作り直したい」等、ただ自分の好みで仕事を選ぶではなく、如何に社会貢献するか考えた上で、就職活動を行っている学生も多々います。当時、他人の志から刺激を受け、自分の視野が狭いと感じました。自分が知っている世界(中国)から飛び出し新たな社会(日本)で修行しながら、未来の道を探りたいと思いました。
      • 厳しい研修から、困難を乗り越えることによって、絶対の自信を身につけました。
        イベントで学生達に論理的で客観的なアドバイスをするために、プレゼンテーションの内容について、百花の社員と毎日議論をしました。アイディアが何回も批判され、これ以上は無理だと思ったこともあります。毎日大変でしたが、社員たちが調査方法、分析方法、思考方法などを色々指導してくれたので、結果的には評価が高いプレゼンテーションができました。最初、自分の中で勝手に満足していたプレゼンテーションと比べて、最後に発表した内容のレベルは著しく上がったと驚きました。例えいくら難しくみえることであっても、甘えなく、諦めずに努力すれば必ず成功できると思いました。
      • 仕事に対する情熱を社員たちから感じて、必ず好きな仕事をすると決心しました。
        仕事を愛しているから、細かいことでも譲れないのが、百花の特徴だと思います。自分の仕事を愛し、絶対の責任を持って、完璧に完成させようという気持ちが、私の心にも伝わっていました。コンサルティングの仕事は大変ですが、社員たちが自らの仕事に誇りを持って、楽しんでいると感じました。その生き生きしている表情を見て、感動しました。福利厚生がいい会社に入っても、コーヒーで一日をつぶす人もいます。そのような人の目と百花社員たちの目が全然違います。従って、私が「好きな仕事ができないと、生きても意味はない」との気持ちで日本大地震の直後来日(就職)しました。

まとめると、百花には人の考えを変える力があるとLiu1思います。作業するスキルはどんな会社でも練習すればできるようになるものですが、考え方を変えることは、百花のような立派な研修先でしか学べないものだと思います。

 

 

2011年

■概要

  • 日本企業の中国人採用活動における問題点とその解決策を立案することが、このインターンシップでインターン生に課された課題です。インターン生は、特に、「日中の価値観の差異」に着目し、採用活動において日本企業が考慮すべき「中国人に特徴的な価値観」をまず整理し、それらの価値観を考慮した際に日本企業が行うべき「採用活動の在り方」を提案しました。
  • 8週間のインターンシップ期間の中で、インターン生は、①日本企業への就職活動を行っている中国人大学生へのインタビューを行い、②日本企業の採用活動における改善点を洗い出しました。その上で、中国人の価値観に焦点を当て、③中国人に特徴的な価値観かつ日本企業の採用活動で考慮されていない価値観を特定しました。そして、④それらの価値観を踏まえた際に日本企業が行うべき採用活動の在り方を検討し、日本企業に対する提案として纏めました。

■インターン生のコメント(李孝文)

百花のインターンが終わってから2年が経ちましたが、2ヶ月間のLiインターンシップの内容は、今でも覚えています。プランニングの大切さなど、百花から教わったことはいっぱいありますが、一番大切なのは仕事する時の主体性だと思いました。

百花に行く前にも、他の会社でインターンシップしたことがありますが、文書整理や数字登録など、大体同じような作業の繰り返しで、一回先輩の指導に従ってプロセスを覚えたら、後は慣れるだけの仕事でした。そういう仕事をしてきたので、百花のインターンシップに参加する時も、「慣れたらうまく仕事できる」と思い込んでいました。しかし、その認識は大間違いだと、百花が教えてくれました。

初の出勤日は目標(日本企業の中国人採用活動における問題点を発見し、その解決案を考えてお客様に提出すること)を課されましたが、その目標を実現するためには何をすべきか、具体的なスケジュールをどう立てるのかは、完全に任されました。1時間ぐらいどうすればいいのか全然分からないパニック状態になった記憶があります。もちろん、何をしても百花の皆様からは鋭くて非常に役に立つフィードバックをしてくれましたが、まずは私が自分で考えたことを百花に伝え、百花の意見を聞いてから、実際に行動してみる、という感じで仕事を進みました。自分からは何もしないで百花の指示を待つという形で仕事をしたことは全くなかったことを覚えています。

百花のおかげで、仕事は命じられたことを完成し慣れるものばかりではなく、自分から見出し、取り組むこともあると認識させました。毎日あまり変わらない仕事でも、主体性を持って取り組むと、やることがいっぱいあるようになった気がします。社会人二年目を迎える今は、仕事が常に忙しくて辛いけど、面白い毎日だと思います。

■インターン生コメント(鄭頴)Tei

インターンシップでは、「中国人に特徴的な価値観」を探しました。そこで、「中国人は面子を重視する」という特徴に気づきました。

実は、インターンシップの間で、私自身も、面子をとても重視していました。日本語専攻の学生だけど、実際に日本に行ってみたら、自分の日本語や仕事の能力が全然通じないことが多かったです。例えば、インターンの初めに、百花が任せてくれた仕事の内容が全然わからなかったです。しかし、私は自分の面子をつぶすことが嫌なので、わからなくても百花には質問しませんでした。だから、仕事の効率がとても悪くなってしまいました。

インターンシップをしていくうちに、仕事で成果を出すためには、自分の面子を気にしないようにしなくてはいけないと思いました。私にとっては、面子にこだわらないようにするのはとても困難なことでしたが、インターンシップの後半には、自分の面子にこだわらず、仕事の効率を最も重視して仕事に取り組むことができるようになったと思います。

インターンシップで学んだことは、「自主的に思考する」ことの大事さです。インターンシップの目標は百花が設定してくれましたが、具体的にどのようにこの目標を達成するのかは自分で考えなければなりませんでした。インターンシップで一番挑戦的だったことは、「自分で8週間のスケジュール」や「目標達成の方法」を考えた上で、百花の皆さんと議論して実践するという進め方でインターンシップに取り組んだことだと思います。

最初は上司の指示にしたがって仕事するのが一般的な仕事の進め方だと思って、ずっと百花に意見を求めていました。しかし、百花のインターンシップは自主性が強く求められるので、そのうちどんどん自分で考えて働くようになりました。同時に、作業ばかりして頭を使わない状態から抜け出すためにパソコンを閉めて考えることだけに集中するということや、アイディアが浮かんだらすぐ自由に付箋に書くということなど、百花はいくつかの良い仕事の方法を教えてくれました。

百花からもらった「自主的に解決策を考えて、自分の思考力を鍛えるチャンス」はとても貴重な体験でした。

2012年

■概要

  • 日本企業における外国人マネジメントの課題と改善点に対する提案を行うことが、このインターンシップでインターン生に課された課題です。インターン生は、日本企業へのヒアリングを重ねた上で提案書を作成し、実際に複数の日本企業に対して提案を行いました。
  • 10週間のインターンシップ期間の中で、インターン生は、①主にネットリサーチを通じて、日本企業の外国人マネジメントにおける課題について理解を深めた上で、②実際に複数の日本企業に勤める日本人(マネジメント側)と外国人(被マネジメント側)にインタビューを行い、③日本人と外国人が共に働く上での課題と解決策を検討しました。そして、④日本人が行うべき外国人マネジメントの在り方を提案として纏め、⑤実際に複数の日本企業に対して提案を行いました。
  • 企業インタビュー・・・日本人&外国人

■インターン生のコメント(Vu Thu Mai)Mai

私は大学の四年生の時、ベトナムアイセックの国際インターンシップに参加しました。合同会社百花でのインターンシップの2ヶ月を過ごしました。このインターンシップのおかげで、普段の大学生活では得られない、貴重な経験をさせてもらいました。いろいろなことを思い出しますが、特に記憶に残っていることを3つ書きたいと思います。

      • 一つ目は、計画の立て方を勉強することができたことです。
        インターンシップ初日の作業は、自分で2ヶ月のインターシップ計画を立てるのです。インターンシップの前に、こんな作業は一度もやったことがないので、とても困りました。計画を作成するために5時間もかかりましたが、百花の山口さんは、私が作った計画のおかしいところをたくさん教えてくれました。そして、3回も修正した後、自分で自分の計画を完成させることができて、すごく嬉しかったことを覚えています。インターンシップ中に、毎日詳しいスケジュールを作成しなければなりません。最初のころは、作業時間の予想ができませんでしたが、1週間くらい経つと少しずつスケジュールを立てられるようになってきました。毎日のスケジュールを作成する為に、朝に目覚めた時は「今日は何をやるか」とよく考えました。毎日毎日、自分の生活を自分で変えていっていると、実感できました。
      • 二つ目は、「アイディア」は一番重要なもので、「シンプル」は一番難しいことだということです。百花のプロジェクトでは、報告やお客様へのインタビューやレポートの作成等の作業はすべて日本語で行います。仕事がうまくいかない時、自分の日本語能力が低いことが原因だと思っていました。しかし、百花の齋藤さんは、「分からない言葉は分かる言葉で説明してください。マイさんの問題は日本語能力ではありません。自分の意見やアイディアがないことが問題です。あと、優秀な人は、複雑なことをシンプルな言葉で説明できるので、日本語能力が高くなくても、問題はないはずです。」と言ってくれました。
      • 三つ目は、日本人のハイコンテクスト文化が少しく理解できるようになったことです。
        お客様インタビューの際に、メールをきちんと確認しなくて、待ち合わせの場所を間違えてしまいました。お客様や百花にとても迷惑をかけてしまいましたが、百花の坂本さんはすぐには叱らなかったです。「ごめんなさいと言うかわりに、良いインタビューをして結果を出してください」としか言わなかったです。だから、その日の仕事を頑張って結果を取りました。もしすぐ叱られていたら、私は悪い気分でしかインタビューができなかったと思います。

最後に、インターンシップを通して、日本人の考え方、働き方、生活体験を受けました。自分の感想は言葉では言い表せないほどですが、私の成長に対して重大な意味を持っています。
心から、百花の方を感謝します。

2013年

■概要

  • 日本人大学生向けイベントにおいて、外資企業(特にコンサルティング会社と金融)の魅力と求められる人材像をプレゼンテーションすることが、このインターンシップでインターン生に課された課題です。インターン生は、アンケートやインタビューを通じて情報収集を行った上で、プレゼンテーション資料を作成し、実際に100名程度の大学生の前でプレゼンテーションを実施しました。
  • 8週間のインターンシップ期間の中で、インターン生は、①外資系企業の社員へのインタビューやネットリサーチを通じて、外資系企業で働く魅力や人材要件について情報収集しました。また、②外資系企業内定者100名程度にアンケートを行い、外資系企業で求められる人材要件を学生視点で確認すると共に、その人材要件を獲得するための「学生生活の送り方」も考察しました。これらの検討を踏まえ、③大学生向けイベントでのプレゼンテーション資料を作成し、④実際に100名程度の大学生の前でプレゼンテーションを実施しました。

■インターン生のコメント(趙 偉琳)zhao

このインターンは私にとって驚きと感動の続いた二ヶ月でした。最初の驚きは初出勤日でした。会社の三人の方とお話をしたら、想像していた伝統的な日本企業とは全く違い、会社の雰囲気がフランクで気楽でした。会社でのマナーより仕事の成果を出すために集中しようと言われました。百花の方々は、私にとって上司というよりも先生と呼んだほうがより適切かもしれないです。いつも上からではなく、優しく指導をしてくれました。この二ヶ月間、三人の方のおかげでいろいろ成長することができました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

一番印象に残った三点をみなさんにシェアしたいと思います。

      • まず一つ目は、自分の意見と考えをしっかり持つことです。
        インターンの後半は、ほとんど議論の毎日でした。私の観点について、三人の方がそれぞれ違う角度から問題点を指摘し、アドバイスをしてくれました。その中には何回も突っこまれ、窮地に追い込まれる場合も少なくなかったです。私はもともとしっかりとした考えを持った人ではなく、いつも周りの人の意見に影響され、最後まで自分の意見を持てなくなってしまいます。しかし、このようでは百花では無限な議論になってしまいます。他の人の意見を聞くことも当然大切ですが、自分の意見をしっかり持ち、根拠付きで相手を説得することも大事だということが分かりました。
      • 二つ目は、努力すれば、できないことはないということです。
        研修前に事前課題を知らされたときに、何のコネもない外国人が一ヶ月間で100人の内定者を集めることは絶対に不可能だと思いました。しかし、方法は自分で考え出すものです。研修の二ヶ月前から企画書を書き始め、東京大学アイセック委員会の力を借りてさらに内定者のコネを利用し、結局自分は最初にできるわけがないと思っていたことを成し遂げることができました。この事を通して「頑張ればきっとできる」ということが分かりました。
      • そして三つ目は、しっかり考えることです。
        コンサルティングというのは論理的思考力を極めて問われる仕事です。一度このように言われました。「分からない問題があっても、その解決案を直接聞かないで。聞いても答えませんから。しかし、その問題について個人的な解決案AとBを出してくれたら、その解決案についてはアドバイスをします」。百花の方々は答えを教えるより研修生に自分で考え出してほしいのです。ピンチな時は何回もありました。「どうして、何で」と聞かれたら、それは理由なくそう思っているからといつも答えたかったですが、それは百花では通じません。一日に何度もこのように問われたら最初に理由がないと思い込んでいたことも理由が考え出せるものです。大事なのはしっかり考えることです。

zhao2最後に百花で学んだ最も大事なことは、人生に対する考え方です。他人の目は気にせず、自分の好きなことをやり、自分の好きな仕事をすることが大事なのではないかと思います。百花の方々の元気な姿を見たら、本当にこの仕事に対する情熱が感じられました。人生は一度だけのものだから、絶対自分の好きなことをやらなければなりません。百花の方々のおかげで、この大事なことに気付くことができました。今後、私も自分の好きな道を歩んで、自分の人生を描いていきます。本当に、いろいろありがとうございました。

 

※インターン生のコメントについては、ご本人から頂いた原文のまま記載しています。